

面接お見合い。皆さんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。お見合い相手が入社面接のような質問をあれこれ、いかにも人事担当者かのように上から目線でぶつけてくる。そういう面接お見合いをしてしまう人って、めずらしくないんです。女性からのご相談も多いのですが、男性からのご相談も少なくありません。でも、今回の面接見合いは、ただものではない、これまでの中で何倍も最悪の、ひどい面接お見合いだったそうです。私も報告を受けて、本当にびっくりしました。今回の報告をしてくれた女性は、度を超える、侵害な、無礼な質問をあれこれ受けました。
面接お見合いの始まりは、親兄弟についての質問からスタート。プロフィールには、親兄弟の職業を書く欄があるので、おたがいに親兄弟の状況を見れるようになっています。女性の親兄弟は、ご商売をされているため『経営者』と表記されています。男性からは、会社の規模や内容、従業員数、あれこれ聞かれたとのこと。要するに、女性側の資産状況の確認ですよね。どれだけ資産家の家に育った女性なのか、今後自分にいかに資産的な恩恵があるのか、そういう確認ですよね。女性自身のことを知るための質問ではなく、自分がどれだけ将来的に特典を受けられるのかの確認。これは逆パターンもありますね。玉の輿狙いの女性の方もきっと似たような行動を取っているかもしれませんね。今回の女性は、しょっぱなから、ものすごく引いたそうです。でもかなり耐えたとのこと。
さらには女性自身の婚歴についてあれこれ。離婚理由をずけずけと聞くだけでなく、慰謝料はどうだったのか?まで。そこまで聞くか?という状況だったそうです。いかにお金があるかを確認ですか?ひどいですね。これまでに受けてきた面接お見合いなんて、はなくそのようなものだ!と彼女は言ってました。相当ひどかったのでしょう。
さらにびっくりしたのは、男性側は一切自分のことは自分から言わないとのこと。女性側の情報だけあれこれ搾取して、自分の情報は言わない。ひどいですね!何度も何度も拷問を受けるだけで、納得がいかないので、この女性も拷問を受け、自分の回答を終えるたび『○○さんは?』と返したそうです。かしこい!そうやって聞き返すこと、大事です!ところが男性から戻ってくる回答は短い、短い、何だそれ!という具合だったそうです。
さらには、年収情報の詐称と言っていいのか?男性側は、古い年収情報を載せたまま。コロナの事情や転職の事情があったり、確定申告の時期で新しい源泉徴収が発行されて、年収表記が替わる時期でもあり、多少の減少は目をつぶれるとしても、この男性の本来の表記されるべき年収は、現在表示の年収の半分以下だそうで。半分以下となると、ほぼ詐称。すぐに修正すべき事項ですよね。この男性の給料減少の理由は離婚でメンタルをやられて、会社を休んでいたため傷病手当を受け取っていた時期があるとかで。きっと苦労されたのだろう、と思ったので、同情心が出たので、忍耐して面接お見合いに耐えた女性からの報告でした。
最後に面接お見合をしている方へのアドバイスです。面接お見合いをしている方は、自分がやっていることをわからずに、自分自身で気が付けなくて、悪気なくやっていると思います。本人が気が付いていないことは今後も直せません。ただ、もし、お見合いが全然うまくいかない方、1回話しただけで、次につながらない方は、ぜひ自分自身がどのような会話をしているのかについて、必ず振り返ってみてください。お見合いでは、個人情報に関わる内容をずけずけと聞かないでください。お見合いでは、相性がどうなのかを確認するだけにとどめてください。趣味欄の部分をうまく活用してください。趣味欄から会話をふくらませる努力をしてください。どうしても会話がなくなってしまって、相手の個人情報の部分を聞くしか他に話題がないのでしたら、相手の情報を聞く前に、自分のことを話してください。無言状態の時間をうめるためにあれこれ質問をするのはご法度。相手に対しての質問は考えなくていいので、自分自身のことを話す努力から始めてください。あなたがあれこれ自分のことを話せば、お相手の方もそれに寄り添って会話をしてくれるはずです。もし相手が寄り添って会話してこないということでしたら、そもそも相性が悪いということに気がつくことができると思うので、判断材料にこの方法を使ってみてください。」