

さて本題に戻ります。婚活真っ最中の相談者の男性は、かけ放題ではないので、話せば話すほど、チャリン、チャリンと課金されます。男性は、女性とのオンラインお見合い後、仮交際に進みました。仮交際に進んだ時点で、相談所経由で両方にお相手の電話番号が伝わります。そしてファーストコールのルールに従って、相談者の男性がお相手の女性にファーストコールをかけました。お互いの挨拶の後、女性は男性にこのように言ったそうです。『私の携帯はかけ放題なので、もしよろしければ私からかけ直しましょうか?』気遣いのある女性ですね!そういうのもアリですよね!そしてリアルで会うための日程と場所を決めたそうです。よかったですね!
今回のご相談は、ここから。男性から女性にかけた、2回目の電話での出来事。『僕の携帯は、かけ放題ではないので、すみませんが、そちらからまたかけ直していただいてもよろしいですか?』と相手の女性に伝えたことは、何がおかしいのでしょうか?ということでした。そうですね。まずは、女性の立場になって考えてみましょう。まだこの段階では、そもそも好きという気持ちにまで発展していなくて、連絡先を交換しただけの友達の段階ですよね。しかもまだ対面もしていないし、リモートお見合い、ファーストコール、そして今回の2回目の電話だけの関係です。この部分を理解できているでしょうか?まだ、仲良しこよしの関係ではありません。
男性からすると、トラップのようなもので、わかりづらいかもしれませんが、注意しなければいけません。ファーストコールで、女性から電話をかけ直す気遣いがあったからといって、2回目も同じにしてもらえることを絶対に期待してはなりません。あくまでも、女性が気がついてくれて『私からかけ直しますね!』と言っていただいたときだけだと、織り込んでおきましょう。
特にお約束もなく、いきなりかかってきた男性からの電話にびっくりして出て、前回と同じ気遣いができるとは限らないのです。うっかり忘れていることもあります。いまどきは、電話番号さえわかっていれば、ショートメッセージをお相手に送ることもできるのに、どうしてわざわざ2回目の電話をしてくるのか?何の用事なのか?リアルで会う日時も場所もすでに決まってるし、延期の連絡?相手の都合も考えずに適当な時間に電話してくるとは、一体どういうことか?女性からすれば男性に対して疑問や不信感のかたまりになってしまうのです。そのような状態で電話を取り、男性から『かけ直していただいてもよろしいですか?』と言われたら、たとえ丁寧な言葉で言われたとしても、女性は、気分がいいでしょうか?どんなに気遣いのある女性だとしても、当然かのように言われたら気分がいいはずがありません。自分から電話をかけるのでしたら、自分が通話料金を負担する前提で電話するようにしてください。
電話かメッセージを送るか。そのときそのときで、どれが一番最適なのか状況によって異なると思います。でも、まだ二人の関係ができてないときは、相手がまだ仕事中だったり、様々の事情があるので、いきなり電話をかけるのは失礼にあたることもあります。まずはメッセージを送った上で、電話をかけて差し支えない時間帯を聞いてから電話をするなど、最初のうちは色々気をつけたいものです。電話をかけがちな男性のほとんどは、メッセージをうつのが苦手だからとか、電話のほうが手っ取り早いから、という意見が多いようです。
今回の相談者も、やはりそのような理由で電話優先の方でした。2回目の電話の用件を詳しく聞いたところ、全然重要ではない内容でした。リアルで会う日程が先の日程で、その日までに時間があるので、つなぐ気持ちで、途中で連絡をしておこうと思っただけのことだそうです。関係がまだできていないお二人なので、意味のない電話は、かえって女性からすると迷惑だったかもしれません。文字をうつのが苦手だからとか、面倒だから、というのを理由にするのではなく、女性に嫌われない手段なのか?を考えてから行動することをお勧めしたいと思います。」