

向井理さんの『婚活探偵』。面白いドラマですよね!私もちょうどその回を見たんですよ。ドラマなので、不思議な部分もありました。ドラマでは、次のような想定だったですね。仮交際でとてもいいお相手の方がいた → 勇気を出して指輪を渡してプロポーズをしようとした(絶対に喜んで受け取ってくれるだろうという前提を感じていた) → 相手が本当に指輪を受け取ってくれたら結婚できると思った、のような。実際はまったく違います。特に結婚相談所を利用して婚活されている皆様は、勘違いされませんように!
ドラマの中でふたりはとても良い関係を築いていたと思います。デートをとても楽しんでいる様子でした。このように素敵なお相手が見つかった時点で、何か自分自身で指輪を買い揃えたり、プロポーズの準備をしたりということはしません。まだ仮交際(=プレ交際=交際前の段階)の関係だったからです。
お見合い後にふたりの同意があって進む次のステップは仮交際になるわけですが『交際』という言葉は誤解を招きやすいです。お相手の同意を得て次に進んでいるのだし、両思いの、正規のカップルなのだ!と勘違いする方がとても多いのです。残念ながら、仮交際は別の言葉に置き換えると『お友達期間』です。何人もの人と付き合うのはちょっと、、、不器用なのでひとりとしかお付き合いできません、のような相談を婚活中の男性陣から受けることが結構あるのですが、お付き合いする前の段階の関係なのだ!と認識していただかないといけないです。
結婚相談所では複数の方と同時進行で仮交際期間を過ごしていただき、たったひとりの結婚相手を探す仕組みになっています。同時進行といっても少ない人数におさえます。おひとりおひとりの方としっかり向き合って見極めながら進みます。お友達期間中は複数の方と同時進行ですが、1名の方を決めたあとのステップは『本交際(=真剣交際=結婚前提の段階)』です。ここからは決めたお相手1名の方としか進むことができません。
仮交際をしている中で、真剣なお付き合いに進みたい、結婚を前提としたお付き合いをしたいというお相手が決まったら、まずはご自身の仲人さんにそれを伝えてください。仲人さんはそれを受けて、お相手の仲人さんへおうかがいをたてます。こちらがその気持ちがあったとしても、お相手にその気持ちがないこともあるのです。なので仲人さんが間に入って、お相手の方にも本交際に入る気持ちがあるのかについて確認をするわけです。場合によってはお断りになることもあるでしょうし、もう少し時間をかけて検討したいと言われる場合もあるかもしれません。仲人さんによって、やり方が違うこともあるかもしれません。ご自身の契約しているコースによって対応が違うこともあるでしょう。
めでたく本交際に進んだおふたりの方は、お相手の方としっかり結婚のことについて話し合いを進めていくことが、とても大事になってきます。そして、お相手の方との結婚を決断した時点で、指輪を準備してプロポーズをして、自らお相手に直接気持ちを伝えるのではありません。ここも注意です!まずは結婚相談所の仲人さんに自分の気持ちを伝えます。また同じ流れです。仮交際から本交際への移行時と同じようにです。そうしますと、ご自分の仲人さんからお相手の仲人さんへ連絡が行き、そこからお相手の方に連絡が行き、お相手の気持ちも確認します。これも仲人さんによって、または契約のコースによって対応の仕方が違うことがあるかもしれません。お相手のお気持ちも同じであればいいのですが、本交際後に必ず結婚ができるというわけではないので期待しすぎは禁物。
さて、仲人さんを経由して、お相手の気持ちも同じ、結婚の意向を確認できたところで、プロポーズです。ここにたどり着くまでには、しっかりと結婚についてお相手の方と話し合って、良い信頼関係を作っていることが前提です。片方だけが、一方的に舞い上がっているだけでは結婚には進むことは難しいです。
最後に指輪の話をしましょう。ドラマでは向井さんが事前に指輪を買っていました。サプライズで指輪を渡してお相手をびっくりさせようとしたのでしょうか。海外の動画でもよく見かけます。男性がひざまづいて女性にプロポーズをして指輪を渡すシーン。見たことありませんか?あれはあれでいいのかもしれませんが、今どきのことで言うと、一緒にジュエリーショップに行って、女性本人の希望のデザインのものを、男性の予算の範囲で買うというケースが増えてきているように思います。女性は、自分がつけたい指輪をあれこれイメージしていることがあります。好きなブランドがあったりすることもあるでしょう。それなのに男性が勝手に選んだ指輪をつけたくない、と思う人も中にはいるんです。なので、今どきは一緒にお店に行って選ぶのもいいのかなと思います。プロポーズも指輪も終わった頃に結婚相談所の退会が見えてきますね。成婚の報告もぜひお願いしますね!」