

お話をしてくださったこの女性から詳しく状況を聞いたところ、婚活パーティーでマッチングした男性と初めて二人だけで会って一緒にランチをする日で、その待ち合わせの時間に遅れてしまったそうです。道路の渋滞がひどかったので、途中、途中、男性に道路状況を連絡をしながら、ようやく約束の場所に20分ほど遅れて到着したということです。座席に着くと、男性はデザートを食べていたとか。遅れたことについては、当然、遅れた方が悪かったわけで、しっかり丁重に謝ったそうですが、男性が不機嫌なままデザートを黙々と食べていたそうで。それはショックでしたね。
さて、お食事のあと、女性が『お金を出します』と申し出たそうです。代金はランチタイムで、一人当たりが1500円程度。女性が2千円差し出したところ、男性は『遅れたのだから、少しいただきます。』と言って千円札1枚を抜き取ったそうです。皮肉というか、捨て台詞というか、ものすごく違和感があることです。遅れていなかったら、全部すんなり払うつもりだったのか?それに500円程度負担してもらったことで男性がランチをご馳走した扱いになるのも違和感が。それなら気持ちよく全額自分で払ったほうがずっとマシ!というのが女性の意見。よくわかります。
このようにして、片方が遅刻という1つの失敗をしてしまったときに、相手の方がどのような反応を示すのか。これはお互い様ですが、失敗した側の謝り方、そしてそれを受け止める側の受け止め方。これはお互いに相手を見極める絶好のチャンスになります。
それにしても余計な一言を言って、千円をうばって印象を悪くするよりも、気持ちよくご馳走したほうが女性から喜ばれて、先々のお付き合いにスムーズにつながると思うのです。それでもお金をうばっていくということは、男性からすると、相当その遅刻が許せなかったのでしょう。結婚すると、お互いに許し合いが必要になってきます。遅刻したことを丁重に謝ったのに許ることができない、このような男性とは終わりにしてよかったと思います。」