「衆議院選挙。『夫婦別姓』早く決まってほしい!」

女性
「衆議院選挙。『夫婦別姓』早く決まってほしい!」
ほんま
「いつも改善婚活ほんまの記事を読んでくださりありがとうございます。最近は何人もの女性からの声を聞いています。『夫婦別姓』について。衆議院選挙のニュースでも話題になっていますね。『まだまだ話し合いが必要だ!』と考える方もたくさんいらっしゃる。けれど、この話題、最近始まった話題ではないんですよね。もう何十年以上も話題になっていることで、実現されていません。

『選択的夫婦別姓制度(選択的夫婦別氏制度)』今回はそのことについてお話ししようと思います。今、結婚相談所で順調に進んでいるカップルさんが数組いるんですが、やはり、女性の相談者さんのほうが、とても興味があると言ってますね。選べるなら別姓を選びたい、自分のこれまで使ってきた大切な名前を変えたくない、これからも大事にしたい、早く決まってくれないと、同姓強制になってしまう、、、どうしよう、、、とお悩みを聞きます。単純に、仕事の事情でとか、名前を変える手続きがたいへんだからとか、そういったことだけではないようです。

現状の法律では、夫婦は必ずどちらか片方の苗字を名乗ることになっている『夫婦同姓強制制度』です。ふたりで話し合ってどちらか片方の名前を家族の苗字として決め、もう片方の名前は、なくなってしまう制度です。ところが9割以上の既婚者が男性の姓を名乗っているのが現実。『結婚=男性の苗字を名乗るもの』という昔ながらの土台があり、ふたりで話し合って選択できると言っているけれど、選択ではなく、強制的に男性の苗字を名乗らされている状況が現実ではないでしょうか。

昔ながらのやり方に従わなければ、親兄弟(義理の親兄弟を含む)から反対を受けたり、周りの人に余計なことを言われたり、どんなに自分の名前を使い続けたくても、女性にはそれが許されない。自分の名前がなくなるというのは、自分の存在がなくなる、と感じることでもあると思います。そのため何十年も前から、実現してほしいという女性側からの意見が多くでています。男性からの意見は少なめ。なぜなら苗字が変わってしまう危機感、全然ないですもんね。結婚後も自動的に自分の苗字がキープされる。もし『結婚=女性の苗字を名乗るもの』に変われば、男性にも、ようやく危機感が現れて、状況を理解される日がくるのでしょう。いやいや、そんな日はくるのでしょうか??

そのような中、サイボウズ株式会社の代表取締役社長の青野慶久(あおのよしひさ)さんは、奥様側の苗字を名乗っていらっしゃるので、女性の立場をよくご存知で『夫婦別姓』の話題によく出ていらっしゃいます。青野さんの活動のひとつとして『夫婦別姓』について反対している議員候補者を、選挙でふるい落とす『ヤシノミ作戦』というのがありました。

これまで通りの『夫婦同姓』にしたい方はそれを選択すればいいですし、自分の名前を結婚後も大事にしたい方は『夫婦別姓』を選択できるようにしたら、本当に世の中生きやすくなるではないかなと思います。実現すれば良いなと思います。

今、結婚間近の方には、もしかしたら間に合わないかもしれません。皆さん方の人生の先輩方の中には、名前を大切にしたいと考え、籍を入れることをあきらめて、事実婚という立場で結婚した方も多くいらっしゃいます。ふたりがともに働いていて、それなりの収入を得ていて、おたがい自立できていて、これといって相手の財産狙いの意図もないし、、、ということであれば、事実婚でもいいのかな、という考えもあると思います。片方だけが働いて、片方だけが家事と育児をになっているご家庭ですと、法律婚を選択しておいた方がいいのかな、という考えもあると思います。どちらを選択するかについては、ふたりでよく話し合って考えていただきたいと思います。

事実婚って、どうやったらできるの?についてはまた今度お話ししようと思います。こんなことを聞きたい!というのがありましたら質問を受け付けていますので、いつでも気軽に送ってくださいね!」