「お相手への希望欄。『家庭的な人』って『家事能力がある人』ってことじゃない?!」

女性
「お相手への希望欄。『家庭的な人』って『家事能力がある人』ってことじゃない?!」
ほんま
「とても興味深い質問をありがとうございます。よくぞ気がついてくれました!私も同じ考えです。『家庭的な人』という言葉。きれいな言葉ですよね。結婚相談所の男性側のプロフィールの『お相手への希望』の欄で、よく見かけるんですよね。

たぶん昭和の時代くらいまでは、それはリスペクトされるべき主婦像のような感じだったのではないかと思います。主婦といっても、専業主婦という意味合いです。だんだんと時代が変わってきて『家庭的な人』という言葉に、私自身もひっかかるようになりました。なぜなら、令和の現代は、男女夫婦共働きが当たり前のようになっています。男性も女性も協力して家のことをやっていかなければいけない、二人の仕事なのに、どうして女性にだけ『家庭的な人』を求められないといけないのかな?『家庭的な人』を求めている男性自身は『家庭的な人』なのかな?

私自身、長い間ひっかかりは取れなくてモヤモヤしていた時期がありました。でも『家庭的な人』を『家事能力がある人』に置き換えると、しっくりきたので、それ以来、私は『家庭的な人』を『家事能力がある人』に置き換えて男性のプロフィールを判断することにしています。

『家庭的な人』という言葉って、男性の中には、普通にまだ残っていて、普通に使っているつもりなのかもしれませんが、女性の中では、もしかしたら死語になっているかもしれないような言葉です。

令和の時代の婚活をしている方には、頭の中の考え方もアップデートされた状態で活動してほしいなと思います。きれいな言葉を使っているけど、女性目線では『共働きを女性に求めて、その上、家のことを全部しっかりやってくれる人』を探している男性なのだ、と思われても仕方ないかな、という感じです。別の言葉に置き換えると『お金を運んでくる家事労働者』?

悪気なく、普通に書いているだけの人もいるかもしれませんし、本当に心から家事を押し付ける目的で、あえてきれいな言葉を使ってカモフラージュしている人もいるかもしれません。昔はそれでも問題なかったのかもしれませんが、令和の時代に合わせたプロフィールを書くのでしたら、女性にだけそれを求める男性は、避けて通られてしまいます。まずは自分自身がどれだけ『家事能力がある人』なのかをプロフィールでアピールした上で、相手にも同じように求めたい、それならOKなのかなと思います。」